自分の書いたコードが永久凍土地下に埋められた!?【Arcitic Code Vault】

Arctic Code VaultGIT

私の書いたプログラミングコードが,北極圏の永久凍土層地下に埋められてしまいました!

 

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GitHubとは?

私は普段,共同で開発を行なったり,自分のコードを保存したりするときに,GitHubというレポジトリ管理システムを使っています.

自分で書いたコードを自前のPC内で管理していると,他の人と一緒に作業をするときに不便です.また,自分のPCが壊れたときに,作業が台無しになってしまうことも考えられます.

そんなときに,インターネット上でコードをバックアップして管理しておくと非常に便利なのです.

実際には,こんな感じになっています.↓

 

GitHubでは,多くの研究者やエンジニアがコードを公開しています.

昔は,自分の書いたコードは内密に保持して,他の人に真似されないようにするのが一般的だったようです.

しかし,人類の進歩という大きな視点では,多くの人が内密にプログラムを保持していると,誰かが知らずに同じものを開発することがあり,効率が悪いです.

いわゆる「車輪の再開発」というやつです.

 

今は,みんなが書いたコードを公開して,効率よく人類の進歩に貢献しようよ,と考える人が多いです.

さらに,同じ物を作りたい人同士が,一緒に開発を行えることもGitHubの魅力です.

 

なぜ永久凍土に埋められた?

なぜ永久凍土に埋められてしまったのか説明するには,Arctic Code Vault というプロジェクトについて説明しなければなりません.

 

Arctic Code Vault とは?

単刀直入にいうと,世界中の研究者やエンジニアが開発したソフトウェアを未来に残すためです.

 

GitHub CEOのNat Friedman氏は,次のように述べています.

「現在では人類の進歩はソフトウェアに依存しており、その保存が問題だと主張した」
引用:クラウドWatch 「GitHubの全パブリックリポジトリを北極圏の地下に1000年間保存する「GitHub Arctic Code Vault」」

 

人類の歴史上,戦争や災害などで失われた遺産は数多くあります.

このプロジェクトでは,GitHub上のプログラムを,1000年間保存して未来に残していくのです.

「Arctic World Archiveに近いコンセプトのプロジェクトに、同じくスヴァールバルの地下で世界中の種子を冷凍保存する「Svalbard Global Seed Vault(スヴァールバル世界種子貯蔵庫)」がある。このプロジェクトはビル・ゲイツ氏が中心になって実現された。」
引用:クラウドWatch 「GitHubの全パブリックリポジトリを北極圏の地下に1000年間保存する「GitHub Arctic Code Vault」」

動画もぜひみてみてください!かなりエモいです!

 

何が埋められたのか?

私が,永久凍土に埋めていただいたのは主に,次の3つだったようです.

上の2つは,現在長期インターン中の株式会社Jijで携わらせていただいているプロジェクトのコードです.

最後のものは,昨年,IBM主催のQiskit Camp Asia に参加したときに,チームで取り組んだものでした.(詳しくはこちら

 

今回のプロジェクトに採択していただき,Highlightsのところに,Arctic Code Vault Contributor というバッジをいただきました!

Arctic Code Vault

まとめ

自分のコードが1000年後に掘り返されると思うと,嬉しい反面,恥ずかしいですね!

モチベーションが上がったとともに,ふざけたコード書かないようにしよう!と思いました!(笑)

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