AWS EC2にApacheをインストールして,WEBサーバーを構築します.
WEBサーバーが構築できたら,http://IPアドレスでアクセスして,一番簡単なHTMLスクリプトでHello World!を表示します.
Apacheをインストール
AWS EC2には,ec2-userとしてログインしています.今回は,root権限で実行するコマンドが多いので,rootに切り替えます.(これはやらなくても良いですが,途中で拒否されたコマンドがあったら,sudoで実行してみてください.)
1 | $sudosu- |
早速,OSにApacheをインストールします.
1 | # yum -y install httpd |
Apacheのインストールは,AWS EC2ならこれだけです.
続いて,httpdをスタートします.
1 | # service httpd start |
これで,IPアドレスでWEBサーバーにアクセスしたとき,WEBブラウザがファイルを表示してくれるようになりました.
さらに,OSが再起動したとき,自動的にWEBサーバーが起動するように設定します.
1 | # chkconfig httpd on |
HTMLで Hello World!を表示
1 2 | # cd /var/www/html/ # vim index.html |
index.htmlのなかに,Hello World!と書きます.
今回は,一番簡単にブラウザでHello World!するのが目的なので,これだけで良いです.
1 | HelloWorld! |
テキストエディタはなんでも良いですが,Vimを使うときはこのサイトが非常によくまとまっています.
curlでIPアドレスにアクセスしてみます.
Hello World!と出力されたら成功です.
1 2 | # curl "http://1.2.3.4/" HelloWorld! |
実際に,WEBブラウザで確認するとこんな感じ.
余談:ApacheとかWEBサーバーとかってどういう仕組み?
まず,WEBサーバーとは,WEBサービスを提供しているコンピュータのことを言います.
私たちが普段見ているインターネット上の情報は,全てどこかのコンピュータに保存されています.
その情報を見るために,私たちはURLやIPアドレスといったインターネットの住所を入力し,その住所においてあるファイルを,WEBブラウザに表示してもらっています.
そのため,自分でWEBページを作ろうと思ったら,WEBページのファイルを置いておくコンピュータが必要です.これが,WEBサーバーです.
このコンピュータは,いつWEBページを見たい人が来てもいいように,常時電源をつけておく必要がありますし,メンテナンスも大変です.
Amazon Web Services, Inc. (AWS) は,Elastic Compute Cloud (EC2)というクラウド上で利用できるコンピュータを提供しています.
そのコンピュータをどう使うかは利用者の自由ですが,WEBページを表示するファイルをおいておけば,WEBサーバーとして利用することができます.
このコンピュータにWEBサーバーとしての機能を与えるのがApacheです.
WEBサーバーを提供するためのソフトウェアはいろいろありますが,一番有名でよく使われているのがApacheです.

My favorite food is Sushi and Yakiniku.
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